バイオレンス・ラブ・アクションの永久保存版‼

この映画は1993年に、脚本クエンティン・タランティーノ、監督トニー・スコットの作品です。

主演にクリスチャン・スレーターパトリシア・アークエットを起用したバイオレンスラブアクションの傑作で、デニス・ホッパー、ゲーリー・オールドマン、クリストファー・ウォ―ケン、サミュエル・L・ジャクソンブラッド・ピットなど豪華俳優陣と、なんとエルヴィス・プレスリー役でバル・キルマーが出演しています。さらにエルヴィスはスリガラス越しにしか出演していないので、声を知らなきゃ誰が出てるのかわからないってところがまた面白い。

 

ストーリー…

映画とエルヴィスが好きなクラレンスが映画館で偶然会ったのがアラバマという女。その日のうちに二人は結ばれるのだが…実はアラバマはコールガールで、仕込まれて現れただけだった。しかし二人は恋に落ちて翌朝に結婚し、心もしっかり結ばれた。

クラレンスは、コールガールのアラバマを愛するがゆえににポン引きを殺してしまい、アラバマのバッグど間違えてドレクセルのバッグを持って帰ってしまった。そのバッグに入っていたのは大量のコカインだった。二人はコカインを売りさばこうと考えて、翌日ハリウッドに住む友人を訪ね、そのツテでコカインを売りさばき、遊んで暮らそうと考えた。

友人のツテで大物プロデューサーと売買契約の交渉の約束を取り付けた二人だったが、ドレクセルと繋がりがあったマフィアがコカインを取り戻そうと二人の後を追って来ていた。さらにクラレンスの友人の友人である大物プロデューサーとの仲介役をしていた男がスピード違反で逮捕されてしまう。運悪く、男はクラレンスから分けてもらっていたコカインを持っていたのだ。警察の取り調べに対して完全にビビってしまった男は、クラレンスと大物プロデューサーの取引の話を吐いてしまう。こうして仲介役の男は警察の言いなりに盗聴器をつけたまま取引に向かった。

クラレンスとアラバマも取引に向かい、交渉が始まり無事売買が成立する。それと同時に盗聴器から証拠を掴んだ警察が踏み込んでくる。睨み合う緊迫した状況の中、ドレクセルと繋がりのあったマフィアも乗り込んできて三つ巴となってしまった。とうとう銃撃戦になり、警察官もプロデューサーもマフィアも皆んな死んでしまった。クラレンスも目に大袈裟を負いはしたものの、なんとか生き延びアラバマと一緒にメキシコに逃げ、数年後…子どもも産まれ、家族三人で幸せに暮らしました。

 

もしタランティーノが監督だったら、もしかしたらクラレンスとアラバマも死んでいたかもしれませんね。それも見て見たかったですが、これはこれで良作だと面白います。

先日、たまたま行った古本屋で小説を発見し、思わず購入してしまいました。タランティーノのファンなら買いですよね?