地球外生命体のお話

オレが映画を心底好きになったのは小三の時です。小五の姉と、中学生の従兄弟たちと四人でE.T.を見に行ったのが始まりでした。あの時代は吹き替えもなく字幕の上映しかありませんでしたが、今まではアニメ映画しか見たことがなく、初めての洋画だったので終始興奮状態だったと思います。

 

ストーリー…

遥か宇宙の彼方から地球探索にやってきた地球外生命体の宇宙人。アメリカのある森に円形に光る宇宙船が着地しました。数人の宇宙人が出て来て山の中を散策します。彼らは、地球の植物を採取しに来たのでした。異変に気づいた人達が森に入っていき、人の気配を感じたので宇宙船は離陸します。しかし、一人の宇宙人が、町の灯りに気を取られて、宇宙船に乗り損ねてしまったのです。

その頃、子供たちが家の中でゲームをしていたのですが、エリオットだけが幼いということでゲームに参加させてもらえませんでした。ピザの宅配を取りに外にでたエリオットは、物置から何か音が聞えるのに気づきました。他の子供たちと確かめに行きますが、何も見つかりません。足跡があったので、何かがいたのだと思いました。その日の夜、エリオットはトウモロコシ畑に何か気配を感じて近づきます。そして、宇宙人を見たのです。そして、お互いに驚いて大声を出しました。

翌朝、家族に宇宙人を見たと話しますが、信じてもらえません。その夜、隠れて物置を見張っていたエリオットの前に、宇宙人が現れます。宇宙人を部屋の中に入れて、家族に見つからないようにクローゼットに隠します。次の日は学校を休んで、宇宙人となんとかコミニケーションをとろうとします。そして、帰宅した兄と妹(若かりし頃のドリューバリモア)に宇宙人を紹介します。

次の朝、エリオットはマイケルの友達にあれは宇宙人だったと話しますが信じてもらえません。友達が、それは地球外生命体だなといいました。それからは、宇宙人をE.T.と呼ぶ事にしました。エリオットとE.T.は心を通わせるようになります。

エリオットの留守の間にE.T.はビールを飲んで酔っ払ったり、テレビで電話をかけるシーンを見て「テレフォン・テレフォン」と繰り返し叫びます。家に電話したいと言うのです。E.T.は傘やあり合わせの材料で、通信器を作ります。それを持ってE.T.を森に連れて行き、通信機を動かします。しかし、地球の環境に合わないのかE.T.は倒れてしまいました。E.T.を家に運んだ後、エリオットも体調を崩して寝込んでしまいます。妹は初めて見るE.T.に驚きます。

その時、この家を見張っていたNASAの科学者たちがE.T.を連れて行ったのです。そしてE.T.は死んでしまい、エリオットは悲しみました。その時、E.T.の胸のランプが赤く光ったのです。E.T.はまだ生きていたのです。エリオットは兄妹とその友達の力を借りて、E.T.を連れ出します。追い詰められましたが、エリオットとE.T.が乗った自転車は空に舞い上がって逃げ延びだたのです。通信機を置いた森に到着すると宇宙船が迎えに来ました。E.T.とエリオットは最後の別れをします。E.T.が宇宙船に乗り込むと、宇宙船は光り輝いて飛び立ちました。

 

今でもたまにDVDで見ますが、この作品は最近のCGで作られた映画とはまた違う味があると思います。オレの中での感動映画ランキングで上位に入る映画です。